新年度の授業がとうとう始まって。

4月は異様に疲れる。

にらめっこと言うよりガンの飛ばし合いに近い生徒からの品定めを受けつつ、こちらも生徒の品定めをするわけだけれど、異様に精神をすり減らされる。

なめられると授業崩壊が起きかねないからなめられちゃいかんし、変に強く出過ぎて反感をかいそっぽを向かれるのも避けたい。

生徒はこの授業ではどの程度手を抜けるか、携帯いじっても大丈夫か、ガムを噛んでいても許されるか試してくる。

そんなお互いの火花が散る感じが、でも実はそんなに嫌いじゃない。

半月もしないうちになれてお互いなあなあになって、だらりと間延びした空気しか漂わなくなる。
ピント張りつめた空気は、いわば風物詩的なもので、せっかく『風流』なんてすてきなもののある日本に住んでいるんだから、季節感の一つとして、せっかくだから楽しまないと、とかなんとか、セルフマインドコントロールでもせんとやってられませんよ。

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