新書 干刈 あがた 河出書房新社

図書館で借り、読了。

超短編集。

面白い話もあればそうでない話も。

「レバー・ストーン」という収録作品が、生徒の使っている教科書に載っていたので。

そう言えば、就任当初は、生徒がロッカーにすべての教科書ノートをおいて帰るのが常識みたいになっているのにビビッた。

鞄の中は漫画とか化粧品とかしか入ってないの。

ビッカは、教科書販売があった日は浮き浮きして帰って、国語系や社会系は純粋に読み物として楽しんでたけどなぁ。

明らかに、勉強が目的で通っているんじゃない子が大多数だった。

まだ社会には出たくないから。
まだ遊びたいから。
時間潰しになるから。
親が行けって言うから。

高校教師ながら、今の日本の「高校全入」の風潮はどうかと思う。
国が豊かになるのも考えものだ、と言った先輩教師を思い出したり。

コメント