「あ・うん」文庫 向田 邦子 文藝春秋

図書館で偶然に見付けて、10年振りくらいに読んでみる。

十代で読んだのとはまったく違った印象を受けてちょっとビックリ。

記憶にあるより、ずっと面白かった。

知識が増えた分、戦前の設定がすんなり受け入れられて読んでいて戸惑わないし(以前は300円が大金だったりしてそれにビックリして、話の内容よりそれが印象に残っちゃったりしてたな。。。)、ユーモアも理解できるし。

世の中が、少しずつより見えてくる。
そういう歳の取り方を、これからもしていきたいなぁ。





それにしても、昔、教科書か何かで読んだ向田作品で、まだ字を書けない妹が疎開先から、元気なら○を書いて手紙を送りなさい、と母親に言われて…ってエッセイ、タイトルなんだったんだろう??あれも、今読み返すと別の感覚で読めるのかなぁ、と思うのですが。

コメント

せきね(仮名)
せきね(仮名)
2006年1月16日19:34

こんにちわ。
それは「字のない葉書」ですね。
齋藤孝氏の「イッキに読める名作選」の、小学5年生にもあるようです。
では。

ビッカ
ビッカ
2006年1月17日16:41

>せきね(仮名)様
「字のない葉書」、思い出しました。
ありがとうございます!!今度図書館で探してみます。